高速1000円で生じる損失


社会的損失が5億円だと試算したそうだ。

5億円ぽっちで損失もクソもないもんだが、わずかそれっぽっちの損失でも記事になったというところが注目するべき点だろう。

交通量は、東名で昨年比で6%の増加だそうだ。
6%増えただけであんなに大渋滞になるんだから、そりゃ元々利用率が十分に高かったってことなんだろう。

つーか元々キャパいっぱいだったところに、渋滞対策せずに割り引きを持ち込んだという拙速な政策が、なぜ急に行なわれたのかっていう動機付けが気になる。

日本の高速はクソ高いので、安くするべきだとは思うが、準備なしにいきなりやれば問題もたくさん出てくる。

新幹線の利用が減って、高速道路の利用が増え、かつ渋滞が増えたことによって、CO2は5割増えたと書いてある。

5割ってホントに根拠あるの? ってゆーのは疑問が残るところだが、増えたのは間違いないだろう。

ということで、政府がCO2対策なんてものは本気で考えてはいないことは丸分かりだ。

高速1000円の損失を試算したのが、上智大の准教授ってのも、ちょっと気になる。東大でも慶応でも早稲田でも、東名高速沿線の大学でもなく、上智。

上智はカトリックの大学。
プロテスタント系や、ユダヤ系や、仏教系の大学とは立場が違う。

普段あんまりこういうコメントを出さなさそうな上智からで、准教授という、権威的にもビミョーな人のコメントというあたり、なんともビミョーな記事とも言える。

政治家が高速割引や無料化をイケイケガンガンで推しているので、主流に近い有名どころの権威ある教授は、高速1000円の批判はしてはいけないのだろう。

批判してはいけないお約束になっているから、批判意見はメジャーにはならないが、経済的、科学的に考えて高速割引や無料化はあまり良いことでもないというのは、分かってる人は分かってるということなんだろう。

高速1000円で5億円に近い損失